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謹賀新年 2010年歯科界は逆風 [コンサルタント業]

このブログでは、
「収益を上げる」「患者さんを増やす」
歯科医院の経営をもっと元気に!地域で「Only-1」のポジションを築くために! 経営のヒントをお届けしています!
そして、ときには、「倒れる歯科医院」のエピソードや、気になるその後を語ります。


新年あけましておめでとうございます。
2010年、引き続き歯科界にとりましては、ますます厳しい環境となるでしょう・・。
年のはじめにあたり、気持ちが引き締まる思いです。

本当に、医院経営にも、いよいよ、思いきった絞り込みと、見直しが必要な時代になってきたといえます。

以前のメルマガでも書いたことですが・・・、
『歯科医療において、奇抜なもの、変わったもの、
・・それは真の理念がないと継続しない・・・、と痛感しました。
イベントで、患者さんを集めていた医院が、軒並み患者数を減らし、
厳しい事態になってしまった医院が、いよいよ、「倒れる歯科医院」になってしまいました。』
ということ。

この医院も、じっくり、現状の分析をして、医院で行うべきことを、思い切って絞り込み、
その絞り込んだものに集中していれば、全く、逆の結果があったかもしれません。

ここである新聞記事を紹介します。
この記事は、私の連載の「倒れる歯科院」にも引用しました。


外食ブランドデフレの寒風!!という見出しで、
経営環境の冷え込みに耐えかねて看板を下ろすと書かれていました。
・・消費低迷で苦戦するスーパーや百貨店でも不採算店の閉鎖が相次ぐが、
外食チェーンではかつて、外食産業のブランドといわれたファミリーレストラン『すかいらーく』が、姿を消した。1970年に初出店し、日本の外食産業を切り開いてきたファミリーレストランです。
同社は、『歴史的な使命を終えた』として、客一人の利用金額が300円ほど安い「ガスト」に店舗を切り変えた。各社は「事業仕分け」で主力ブランド店に経営資源を集中し、生き残りを目指す。


『あのすかいらーくまでも閉鎖になるのだから、
医院の閉院、倒産、となっても仕方がないのかもしれませんね・・・』
これは、たまたま、この記事のことで話をした、タクシーの運転手さんの言葉でした。


歯科医療界以外の人からしても、もはや、歯科医療は特別な仕事では無くなってきているのでしょうか。
かつて、プラチナ資格といわれた歯科医師も、大学の志望者数を見ても、
不人気と言わざるを得ないのかもしれません。
その背景は、苦労してライセンスを取っても、うまく経営できるとは言えない経営環境にあるからなのでしょう。

しかし、こんな中でも、過去最高の患者数を抱え、設備の思いきった充実を図り、
次の目標に向かっている、歯科医院もあるのです。

では、その違いはなんでしょうか?

患者確保のために、いろいろな医療サービスを取り入れて行ったのではありません。
あえて、今までの医療サービスを絞りこんで、医院の専門性を明確に打ち出したことと、
専門以外のものや、ニーズの少ないものは、思い切って提携先にアウトソースしているのです。
その結果、得られるものは、資源(スタッフ・資金・設備・情報)を絞り込んだものに集中できることです。

それはすなわち、効率を高め、質を高めるという大きな効果があるのです。

では、なぜ、絞り込めないのか?
「不安・・・、他の医療機関がそこまでしていないから・・・」など、
そんなことを言っていれば、なおさら、厳しい環境になるのではないでしょうか?



さて、今年のblogの方は、相変わらずになるかと思いますが、
楽しみにしてくれる方もたくさんいることは、とても励みになります。
今年も経営のヒントとなるような情報をお届けできるよう、頑張ります!!

今年も何卒よろしくお願いいたします。




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