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トヨタ看板方式「四現主義」から学ぶ [コンサルタント業]

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そして、ときには、「倒れる歯科医院」のエピソードや、気になるその後を語ります。


トヨタ自動車は、品質管理では、世界の製造業を代表すると言っても良い会社だと思います。
私とISOの関わりにも、
トヨタ系の企業、病院を見学したことによるものが強いと言っても良いかもしれません。
トヨタグループ発祥の豊田織機、トヨタ自動車、デンソー、そして、トヨタ病院のどれもが、
無駄のないバラツキのない管理がなされていました。
そして、第一に顧客志向であったと感じます。
どの工程が一番重要であるか?無駄取りにおいても徹底していました。
その代表例がトヨタの看板方式です。
無駄を出さない、その時その時の生産計画において必要なものを必要なだけ調達する・・。
下請けには酷な方法ですが・・・。

その、トヨタ看板方式と同様に語られるものに、四現主義という言葉があります。
この、四現主義とは、現場主義、現品主義、現実主義そして原則主義の4つを言います。
問題点や、改善すべき点を検証する時に、机上論では語らないで、すべてこの四現主義で行うと、
トヨタを紹介する本には書かれていると思います。

医院での問題解決も、この四現主義で解決することに大変大きなメリットがあると思います。
私も、医院での問題解決には、できるだけこの考え方で、問題の検証を行うように努めています。
ぜひ、当り前なことばかりですので、実践してみてください。

<現場主義>
これは、いろいろな業務改善で、よく聞く言葉です。
その現場に自分の身を置き、問題を考えるということです。
問題が起きれば、その現場に行き、関係者に状況を聞きながら解決していくことです。
チャンスもヒントも問題も解決法も強みも弱みもとにかく現場にあるはずだと・・・。

<現品主義>
問題の発生した現物・現品(印象物・技工物や破損した器具、資料や記録など)で、
その現象を観察し、原因や対策を考える。いわゆる物的証拠ということです。

<現実主義>
問題や、目標の達成が出来ていない場合に、その対対策として、根拠がなく、
しかも現実離れした考え方をいくらしても何も始まりません。
今置かれた条件の中で最大の効果を出す方法を具体的に考て行くしかないのです。
逆に、現実無視の空論は問題をより難しくしています。

<原則主義>
ある処置を行うときに、その処置は原則として何が目的で行うのか?
この役割は、原則としてどこまでが責任のある領域なのか?
MTMは原則として、どのような流れでいくものなのか?という本来の原則があります。
問題が起きる場合には、その原則が守られていない場合も少なくありません。

以上の4つが四現主義の説明ですが、
問題点を検証する時に心すべきポイントとしても有効ではないでしょうか?
とにかく、この四現主義には、やる前から評論を加えるのではなく、
まず行動を起こすべしという考え方が原点にあります。



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